今朝、Twitterのタイムラインを何となく眺めていたら、ついにiPhoneのARアプリ「妖精眼鏡」の新しいパワーアップされたバージョンがアップされていた。
既にAndroid版のほうはリリースされていたが、Appleの承認の関係でiPhone版のほうが後から出てくるということになったようだ。
ちなみに、妖精眼鏡については既にアイティメディアの記事
「「妖精眼鏡」で遊んで考える、3Dデータのビジネス 」
(http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1204/13/news006.html)
に詳細を書いているので、是非そちらもお読みになってください。
2012年7月5日木曜日
Autodesk123dに学ぶ アプリとクラウドの上手なつなぎ方
もう一年近く前にアイティメディアに寄稿した記事「無償3DCADを試す ――そして時代は変わる?」は、現在も継続的にお読みいただけているようです。
ありがとうございます。
そもそも、3Dモデリングをやりたいのに、趣味に大金をかけられない個人はもとより、企業の方も興味があるのかもしれません。
何しろ特に初めて3D CADを初めて買おうとする場合には、3D CADの何たるか、どうやってモノを作れば良いのかもはっきりわからないうちに大金を使うには覚悟がいります。
評価版があるといっても、一ヶ月くらいの評価期間では、普段の仕事をしている間にあっという間に時間が過ぎてしまい、何もしないうちに期限が切れてしまっているということがよくあります。
はい、つい一昨日私がやらかしたことでもあります。
ということで、なにげにAutodesk123Dは便利でお手軽な無償3Dモデラーとして重宝されることになります。
このソフトのユニークなところとして、特に下記の3点がユニークだと思っています。
あまり意識をさせないで情報を共有させる新しいやり方か!?
ありがとうございます。
そもそも、3Dモデリングをやりたいのに、趣味に大金をかけられない個人はもとより、企業の方も興味があるのかもしれません。
何しろ特に初めて3D CADを初めて買おうとする場合には、3D CADの何たるか、どうやってモノを作れば良いのかもはっきりわからないうちに大金を使うには覚悟がいります。
評価版があるといっても、一ヶ月くらいの評価期間では、普段の仕事をしている間にあっという間に時間が過ぎてしまい、何もしないうちに期限が切れてしまっているということがよくあります。
はい、つい一昨日私がやらかしたことでもあります。
ということで、なにげにAutodesk123Dは便利でお手軽な無償3Dモデラーとして重宝されることになります。
このソフトのユニークなところとして、特に下記の3点がユニークだと思っています。
- 無償であるにもかかわらず3次元で形状を作るための機能がほぼ完備されている
- 無償にもかかわらず独自フォーマット以外に業界で使用される他のファイルの入出力が可能である
- ファイルをクラウドでセーブでき、またみんなで共有できる
先ほど機能制限はないと言いましたが、実は上記の3つの特徴のうち、後の2点をうまく機能制限的に活用しています。
最近、Autodesk123dについての質問を受けることが多いのですが、そのうちの一が
「どうやったらSTEP形式で保存できますか?」
「STL形式で保存したいのにどうしたらよいのかよくわかりません」
というものです。
確かに、Autodesk123dはこれらを売りにしているのに File > Save as とやってもそのようなメニューがどこにもないのです。
123Dを起動しただけでは、独自形式でのファイル保存だけ
実は、これにはわけがあります。
Autodesk123dはベータ9のバージョンから、独自形式以外の形式でファイルを保存する時には、Autodeskのアカウントにログインする必要があるのです。このアカウントは123dをダウンロードした時に作ったアカウントに登録したメールアドレスとパスワードを使用します。
つまり、こういうことです。
Autodeskアカウントにログインする
クラウドに保存できるようになる(ログインしないとグレイアウト)
クラウドに保存した状態(共有するかどうかは選択可能)
独自形式以外のファイルフォーマットもサポートする
印刷メニューから3Dプリントも可能になる
これって実にうまいやり方ですね。アカウントの作成に必要な個人情報はメールアドレス程度です。それも面倒臭ければFacebookのアカウントでも登録できます。
また、このソフトを使うときには出来るだけのこのコミュニティを意識してくださいね、ということを意識もさせてくれる。
あまり意識をさせないで情報を共有させる新しいやり方か!?
普通に保存のアイコンでセーブしようとすると、クラウドのほうにセーブするように導かれます。(もちろんクラウドに保存したからといって、すぐに共有されるわけではありあませんが)
メニューの保存から保存すれば、これまでどおりローカルに保存できます。
また、この状態になって初めて、STLを初めとする他の形式での保存が可能になります。
従来は、期間制限とお金を払わないと解除できなかったものが、クラウドにログインすると使えるようになる、というのは今風のやり方だし、みんなを巻き込みやすいですね。
このような仕組みは社内のような閉じた環境でも色々と応用できそうですね。
例えば、社内でも有効に活用できるのに、個人のハードディスクの中にあって本人以外誰もその存在を知らないとか、はてはハードディスクがクラッシュして貴重な中身そのものがリカバリー不能の状態になってしまった、などということも避けられます。
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