2012年6月22日金曜日

3次元って、面白っ! ~操さんの3次元CAD考~(14): ダイダイダイレクト祭! その3「SolidWorks」

下記は、ITmediaのウェブサイト MONOistに連載している筆者の記事です全文は、記事の最後のリンクから当該ウェブサイトでご覧ください。


3次元って、面白っ! ~操さんの3次元CAD考~(14):ダイダイダイレクト祭! その3「SolidWorks」


SolidWorksにもダイレクト編集の機能は付いているけれど、「あくまでもヒストリベースのパラメトリック」という軸はぶらさない。


 さて、今回で3回目となる、3次元CADのダイレクト編集をレビューしまくる企画「ダイダイダイレクト祭」。「Solid Edge」「Autodesk Inventor Fusion」ときたら大体、想像が付くとは思います。やっぱり、米ダッソー・システムズ・ソリッドワークスの「SolidWorks」ですね。

 んー……、でもSolidWorksって、確かにダイレクトライクな操作はできますけど、「ダイレクト編集がどうした」って公の場などで、あまり声高に言っていなかったような気がしていました。「果たしてこの企画は成り立つのか!?」――実はそんな不安を抱きつつも、一方で何となく期待も抱きつつ、結果としては大変面白いお話が聞けました。SolidWorksのポジショニングや、大事にしてきたことも、今回明確になりました。

 結論からいえば、「“ヒストリベースのパラメトリック”という従来の立場を大事にしている」ということが伝わってきた、ということです。――おっと、こう書くと、その後の記事の展開が読めそうですね。まあ、でも続けましょう。

(全文は、MOMOistのウェブサイト上でご覧ください)


2012年6月20日水曜日

調べ物が共有できる楽しめるスマホアプリ「goocus」

本日もスマホアプリネタです。

最近調べ物をする時には、まず行うのがInternetで検索する、あるいは「ググる」という人が多いのではないでしょうか。かく言う私もそうです。

そして、時事ネタなどではなく何か固有の単語だったりフレーズだったりする場合には、検索結果のリンク先がWikipediaであるということも珍しくありません。

Wikipediaについては、その内容の信頼性等について様々な意見がありますが、他の情報ソースとクロスで調べることで十分役に立ちますし、何よりも他のことを調べる際の出発点にもなりえます。

ところで、調べ物というのも別に机のPCの前で大真面目に探すばかりではありません。スマホの普及で、ふと思いついたこととか気になったことを電車か何かに乗りながら調べるという人も多いのではないでしょうか。

つまり、思いついた時に思いついたことを「カジュアル」に調べることが当たり前になっているのではないかと思います。そんな時には、Wikipediaは実にお手軽な情報のソースになります。

かく言う私も、そんなカジュアルな調べ物が増えています。

ところで、そんなカジュアルに調べたものはどうしていますか?

Wikipediaなどで調べていて「へ〜」というものも意外にあったりしませんか?

そんな時に調べたもの共有できたら面白いですよね。
あるいはシェアされた他人の調べ物に触発されて自分が関連する新しいものを調べるなんてこともあります。

で、そんな時に使えるアプリが「goocus」です。iPhone版、Android版ともに用意されています。



googusとは何ぞや・・・というと平たくいうと、Wikipediaの検索をソーシャルにみんなで検索できるアプリです。

goocusアプリ内でのフォロワーが検索したものが共有されて、もし誰かが面白いものを検索していたら即座にリンクをクリックして自分も見ることができます。

さらに検索は普通に「言葉」で検索することもできますし、
キーワードで検索する

検索結果
画面のしたの学んだとかノートなどがこのソフトのポイントの一つ

今の居場所から検索することもできます。
JR国分寺駅あたりで検索

ある検索結果を選択

居場所からの検索は、自分がいる場所の近くに何か有名な名所旧跡なんかがないかな、と検索するときに便利ですね。

また、その調べもので何かを学んだら、それに自分のノートをつけた上で共有することもできるのです。

学んだことなどのノートを自分で自由に作れる

共有はgoocusだけでなく、Facebookやtwitterでもできます。ちなみに、私は両方でシェアをしていますが、特にFacebookにアップした調べ物に、さらにコメントがついたりするのを楽しんでいます。

FacebookやTwitterでみんなと共有


ちなみに、Facebookなどにもポストできることで、自分のライフログの一部として保存することもできますから調べ物の履歴にもなりますね。

最近なにげに面白くて便利に使っています!

Wikipediaという一つの情報をソースを中心にコミュニケーションを図っていくのは案外面白いし、話のスターティングポイントにもなったりしますので、皆さんも是非お試しになってみてはいかがでしょうか?




2012年6月15日金曜日

モバイルの3DビューワのAppsレビュー(1) Solid Edge Mobile Viewer

iPadなどのタブレットを営業を始めとする様々な現場での活用が始まっていますが、製造業の現場でも例外ではなくなってきているみたいですね。

そのような動きを見越してか(まあ流行ということもあるかもしれませんが)、CADベンダー各社さんもiPadアプリをリリースしていますね。その典型的なものが3Dデータのビューワです。

元々タブレットはグリグリとデータを作りこむのには向いていませんから、ビューワとしてはうってつけな感じですね。

そのようなビューワをいくつか取り上げてみたいと思いますが、ビューワApps紹介の第1回は、Solid Edge Mobile Viewerにしてみようと思います。

これは、6月13日にシーメンスPLMさんから発表されたばかりということもあり、この新しい製品がどのようなものか、ということに興味があったこともあります。

では、早速どのようなものか見てみましょう。

+++

アプリそのものは、iPadでApp Storeにアクセスして「Solid Edge Mobile Viewer」と検索すればすぐにでてきます。




早速起動してみると出てくるのは、下記のようなファイルの一覧が表示される画面です。こちらに表示されているのは全てインストール時にあらかじめ入っているものですね。


起動時の画面のファイル一覧



ファイルは特定のビューワファイル形式のみの模様

ファイル名に着目してみると拡張子が「sev」になっています。

ということは、Solid Edgeで出力をする時に、このファイル形式で出力してもらわないといけないということでしょうか。



ビューイングのオペレーションはとてもスムーズ

そのうちの一つ、月面着陸船とおもぼしきものを選んでみます。

では、メニューの探索ついでにこのモデルをいじってみましょう。

これは元々アセンブリのようですが、あるパーツにタッチするとそのパーツの色が変わります。デフォルトは緑色のようですが、これは選択可能なようです。





パーツを選択したあとに、選択したもののみを表示とすると、他の部品は全て非表示になるので、目的の部品のみを検討できるというわけですね。




「i」のアイコンをクリックすると、このパーツ名が表示されます。




色味はこんな感じで変えることができるようです。



で、このスクリーンショットを保存したり、メールで送信したりも可能なようです。




個人的な希望:コミュニケーションを促進する機能をつけて欲しい


ビューイング機能としては、スムーズに動かせるし、ナビゲーションも迷うところはありませんでしたのでそこは満足です。

・・・が、正直申し上げると、せっかくのメーカーオリジナルビューワなので、もう少し色々なことができて欲しいという希望があるのも確かです。

具体的には、

「コミュニケーションツール」

としての機能があって欲しかったというのが私の個人的感想です。


寸法等もファイルに保存された時に存在するものが見られるだけのようなので、本当に見て確認する「ビューワ」そのものですね。

でも、もし営業現場とかにこれを持ちだして使うのであれば、あるいは他の部署とのコミュニケーションをはかるのであれば、ごく簡易なものでも良いので付箋のようにコメントをつけたりできれば、画面のスナップショットをとってメールで送る機能なども生きてくるんじゃなかろうか。


あるいはソーシャルメディアなんかと連携できれば、趣味的な使い方もできたりしてコミュニケーションを促進できるツールになるんじゃないかと思います。


まあ、出たばかりなのでまずはこれで良し、といったところかもしれません。

せっかく、iPadのような手軽なもので3Dのデータを間にはさみながら営業でのプレゼンなどで使用できるようになったのだから、単に情報をプッシュするプレゼンの道具ではなくて、双方向のコミュニケーションができるようになって欲しいな、というのが今回の私の感想です。

ちょっと辛口のコメントになってしまいましたが、小さなアップデートでよいので、是非早いサイクルでコミュニケーション機能がついて欲しいという私の期待ゆえです。

シーメンスPLMさん是非よろしくお願いします~。


2012年6月12日火曜日

iPadの3D?モデリングアプリでツボを作ろう

モデリングアプリと書きましたが、まあ厳密には擬似的な陶芸アプリといったほうが正直でしょう。

しばらく前に、
let&s create! Pottery

というアプリをダウンロードしたのですが、ただひたすら「ろくろ」を回してツボやら何やらを作るだけす。(ダウンロードはこちら

とはいえ、意外にはまってしまい何か煮詰まった時などに時々やっていると妙に心が落ち着いてきます。

450円の有料ソフトなのでちょっと躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方にはLet's Create Pottery HD liteという無料版のほうがありますので、こちらをお試しになってもよいかもしれません。

で、早速アプリを起動してみましょう。

起動画面はこちらです。
起動画面

こちらから「作る」を選択すると実際に、ろくろを回して作品を作ることになります。どのようにやるのかというとこは実に原始的に指でやりますが、中々思うようになりません。

今回の作品も徳利みたいにしようと思ったのに、ちょっと修正しようとしたのが裏目に出たので一層のこと、ということで形を変えてしまいました。

では、少々操作をご覧ください。

造形中の様子

操作としては本当に簡単です。

ただ、思うようにならないだけです。本当に陶芸をやられる方がやれば、このiPadアプリでも思い通りにできるようになるんでしょうか?

最後に出来上がったツボをバーチャルに焼くとできあがりです。

私の作品はこのようになりました。

完成品の画像

何とかそれなりには見えるようです。

さすがに、本物では完璧に失敗することも多々あるのではとおもいますが、このアプリの場合には特に問題はおきませんでした。

ただ・・・残念なのが、最終の成果物が画像で終わってしまうというのです。
これで、実際に焼き物になって手元に届けばよいのにな〜と思います。

ちなみに、普通のCADなどのソフトでもこのくらいに使いやすくて、取っ付きがよいものがあれば、自分のiPadで何かをモデリングして3Dプリンタでモデリングなんてこともできるかもしれませんね。

簡単なアプリですが、意外に創作欲を刺激されるかもしれませんです。

ではでは


2012年6月6日水曜日

3次元って、面白っ! ~操さんの3次元CAD考~(13): ダイダイダイレクト祭! その2「Inventor Fusion」

下記は、ITmediaのウェブサイト MONOistに連載している筆者の記事です全文は、記事の最後のリンクから当該ウェブサイトでご覧ください。


3次元って、面白っ! ~操さんの3次元CAD考~(13):ダイダイダイレクト祭! その2「Inventor Fusion」 


さまざまなCADのダイレクト編集機能をレビューする企画の2回目。Inventor FusionはCADのように見えるが、CADではない。では、一体何なの?


 「ダイダイダイレクト祭!」ということで前回紹介したのは「Solid Edge」で、キーワードは「シンクロナス・テクノロジ」でした。

 今回はオートデスクの「Autodesk Inventor」(以下、Inventor)です。そうとくれば、キーワードは「Fusion」。実はMONOistの私の記事で、CADを幾つか取り上げてきていますが、直近の古巣だったオートデスクのInventorを取り上げてもいなければ、触ってもいなかったことに気が付きました……。

 というわけで、今回はアップデートも兼ねていろいろとお伺いすることにしたのです。


(全文は、MONOistのウェブサイト上でご覧ください)