2012年10月13日土曜日

「Delicious Library」で自分の持ち物を何でもデータベース化する!

いったいどうしてこんなにものが増えていくのでしょうね。
家の中でも、職場でもそれほどものを買っているつもりもないのに、ものが増え続けます。

筆者の場合には、それが「本」という形態をとって現れます。
それによって発生する家庭内の問題とか、スペースがなくなるは本日のお題ではありません。

せっかく買った本というものを資産として活用するには、やはりデータベースのようなカタチで整理して、そもそも自分が一体何を持っているのか、ということを俯瞰したいと思いますし、そのことによって同じ本を2冊かったとか3冊買ったという悲劇を避けることもできるようになります。

そんなことで本日は、そんなパーソナルなデータ管理ツール「Delicious Library」のお話。
図1:Delicious Library


最近は、ソーシャルリーディングと絡めてネット上で本を管理する手段も増えていますね。

数年でなくなってしまいましたが、私が一時重宝していたのが、イシス本座。ネット上に自分の本棚を作れて、みんなとも共有できました。まあ、登録していた人には、本にはうるさいよく知る関係者も多かったので、ちょっとやりづらいところも(笑)ありましたが。

ここは本に特化したSNSとして、ソーシャルリーディングのはしりだったと思います。

でも、そういうサービスはその後も増え続けています。

例えば、ブクレコ。私のFacebook友達にも愛用者がいらっしゃいます。
http://www.bookreco.jp/

サインアップ自体はFacebookやmixi、twitterなどのアカウントがあるのですぐにできますので試してみるのもよいかもしれません。

私は登録してはいますが、あまり使っていません。

それ以外にも、ソーシャルリーディングで検索すると、こんな感じでNaverまとめにいっぱい出てきます。
http://matome.naver.jp/odai/2131026901503140301

非常に便利なのですが、一方でちょっと抵抗感ってありませんか?

人の本棚を眺めるということは、人の頭の中を覗くこと!

とも言われます。
特に本が集まれば集まるほど、その人の傾向、つまり普段から何を考えているのか、どんな方向に興味があるのか、どんなレベルでモノを考えているのかなどが見えてきます。

逆に言えば、個人的に自分の本棚を公の場に晒すということに対してどう思うか、ということも考える必要がありますね。問題がない人はそうすればよいし、ただ私は何から何までさらそうとも思っていません。

少なくとも個人のデータベースは、あくまでも個人のもので共有は必要なものだけすればよいかな、と思うので。

ということで、やっぱりパーソナルで使いやすい管理システムが欲しくなるわけです。

そこで、今回ご紹介するのが、「Delicious Library 2」

元々増え続ける本の整理に頭を悩ましていた私は、最初はExcelで管理したり、Windowsをメインに使っていた時は、様々なソフトを試してはいましたが、どうもしっくりときません。

その上、PCもMacに変えてしまったので一から新しいものを探さなければなりませんでした。そんな時に出会ったのが、「Delicious Library 2」

このソフトの何が良いのかというと、それは3つあります。

【1】本の追加が簡単だということ

最近のMacBookにはだいたい、iSightカメラがついているのでそのカメラをスキャナー代わりに使うことができるのです。ISBNがついている本であれば基本的には、問題なく追加されます。また通常は面倒な本にまつわる様々な属性情報も一気に取り込まれるので、はっきり言ってスキャンをする以外にやることがありません。

あと、スキャンも一冊ずつパソコンのあるところに持ってくるのは大変だったり無理だったりする場合もあると思います。

そのため、このソフトではポータブルのスキャナーをサポートしている他、iPhoneアプリのスキャナともリンクして使うことができますので、一度に大量にスキャンする場合には、便利です。

図2:簡単な本のスキャン

【2】本以外のものが管理できる

先ほどのサンプル画面にもあったとおりに、CDやDVD、ガジェットなど他のものも管理することができます。

私もためにしにいくつかCDをスキャンしてみましたが問題ありません。
ただ、CDの場合、バーコードがカバーに表示されていなかったり、プラスチックのケースに周囲の光が反射してうまく読み取れないケースもあります。そのときは、タイトルを手打ちする必要がありますが、でも手間はその程度です。

昨今では、段々と「本」とか「CD」などと完全に分類することが難しくなったり、相互に関連していたりと、一つのものだけを管理していると案外不便だったりもします。自分が所有している様々なものを、同じ場所で管理できるということはとても便利です。

もちろん本だけを表示したい、CDだけを表示したい、ということであれば、それもできますので問題ありません。

図3:様々な種類のアイテムが追加可能


図4:本とCDとマジックマウスが一箇所で管理可能


【3】外部へのデータのエクスポート

せっかく作成したデータが、ここでしか使えないのでは将来のデータの保管に不安が残りますが、基本的には、独自のファイルフォーマット以外に5種類のエキスポートできるので問題ないでしょう。

図5:外部へのエクスポートも複数のフォーマットで可能


図6:CSVでも出力可能

さらに、パブリッシュという機能ではHTML形式でライブラリを出力することができるのでウェブ上に公開することも可能です。

図7:ウェブにもパブリッシュが可能

ただ、一つだけ難点と言えば難点があります。
それは、Macでないと動かないということです。

でも、もしMacをお使いであれば、使い価値の充分にあるソフトだと思います。

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